申込いただいた方には、以下のメールを送付します。
第36期理事会ではオンラインを活用し、従来の企画行事・産学連携・研究・支部等の各活動を体系的に行うことにより産学連携を強化し、会員間の交流を促進する取り組みを実施しています。 本年度は、春・秋 全国大会 の合間に計4回のオンライン研究セミナーを設け、定期的に会員が議論する場の創出を目指しています。
第2回目は、 前半に理事会主催のセミナー 「経営工学ビジョン を考える 」 を実施し、 後半は「生産物流」「サービス」「人間組織」の 3 研究部門による「オンライン研究会」を行います。
2022年春季大会の特別セッション「 学会活性化とこれからの経営工学 」に引き続き、 「経営工学ビジョンを考える」をテーマに 議論します。 はじめに、広報関係タスクフォースの検討結果である「経営工学の提供価値」をインプット・プレゼンとして、 出席者の皆様に議論していただきます。 次に「ロボット新戦略」(2015年2月10日 日本経済再生本部決定 に基づき、 民間主導で設立された「ロボット革命・産業 IoT イニシアティブ協議会」より、水上潔氏をお迎えして、 Industry 4.0、Society 5.0といった政府・産業界の動向を踏まえて上で、経営工学の新たな可能性について論議していただきます。
概要:
日本では、 2015年から第4次産業革命、DX、Society5.0 への対応が始まるが、
産学官でサイロ化されているためか、バズワードでの部分部分の活動は進むも欧米のような長期で全体俯瞰し連携していく活動が弱く、
又、全貌の理解も十分ではない。
一方海外では、不確定な時代の中での経済成長、Planetary Boundaryへの対応、AI時代の人間本位の社会などへイノベーションを加速化する為に、
製造業のものづくり技術を活用したサービス型の新しい産業構造やビジネスモデルへの転換が実証段階にはいっている。
昔、禅、能、茶道を、又浮世絵、漫画、アニメを見出した日本。 産業面では、工芸品の優れた産業モデルや、トヨタ生産方式、KJ法などを産み出し、 近年は国家プロジェクト「超L」や、ビジネスエコシステム、デザインシンキング、オープンイノベーションなど、 日本の研究をきっかけに海外で理論化され活用されている。 このように日本文化に根ざした視点・思考・活動は、現在も世界に貢献できる力を持っているはずであり、 国際からも期待されている。 日本の90年代からの失われた30年含め、現状を見ると、経営・システム・エンジニアリングを俯瞰する「経営システム工学」が極めて重要な役割を担っていると認識する。 講演では国際での世界観を共有し、私見としての経営工学への期待を述べる。
研究部門は、「生産物流」「事業市場」「サービス」「経営情報」 「経営数理」「人間組織」の6部門で構成されています。 オンライン研究会にて各部門の活動概要や現在のトピックスを共有することで、会員の部門活動への参加を促すことを目的にしています。 第二回目は、「生産物流」「サービス」「人間組織」が研究会を並行して開催し、第三回目(令和 5 年 1 月 開催 予定) は「事業市場」「経営情報」「経営数理」が担当する予定です。
概要:
産業界における経営工学の有効性を実体験などをもとに紹介し、今後の期待について見解を述べます。
講演者がこれまでに実社会で経験したり、知りえた情報を中心にご紹介し、ディスカッションを行う予定です。
概要:
サービス部門は本年度から新しい体制で研究活動を展開しています。
今回のセミナーでは、本部門がこれから拓いていこうとしている
「サービスについての経営工学的(数理的・科学的)研究」の基本的な枠組みや、
直面する課題、それを克服するための考え方などについて議論します。
一般に、サービス提供の場には、供給側、需要側ともに複数の主体が関わること、
各主体はそれぞれ異なる私的情報を所持してその場に臨むこと、
サービスの価値はそれを消費する主体の主観的な選好に依存すること、
消費者の選好は主体によって異なり、かつ提供者側には直接見えない私的情報であること、
などから,サービスを数理的に捉えるためには,ゲーム理論やメカニズムデザインの視点を盛り込むことが有効です。
そこで、特に、サービス研究におけるゲーム理論やメカニズムデザインの役割について考えていきます。
概要:
人間組織部門では、経営工学分野の人材育成についての議論および企業・大学での組織・人材育成の事例を共有しながら、 月に 1 度のオンラインミーティングを中心に活動をしています。
今回のオンライン研究会では、部門でこれまで議論した「人材育成のための経営工学」の中間報告および 「IoT・AIの導入を積極的に行う製造業の組織運営体制」の報告を中心に、
参加いただいた皆さんとの意見交換を行いたいと思います。 興味のある方は、是非ご参加ください。